全国の新型コロナ感染者数の減少により、小康状態を見せていますコロナですが、ほっと・氷川台デイサービスセンターではコロナ禍の中においても「手洗い・うがい」、「マスクをする」、「室内の換気」、と繰り返し言われています基本的な事柄を守り継続してきました。これからも、コロナの終息宣言がでるまで感染に対する緊張感を緩めることなく乗り越えていきたいと思います。

緊急事態宣言中は城北公園での歩行訓練は中止となり、デイサービス周辺での歩行訓練へと変更を余儀なくされました。ソーシャルディスタンスを保つ為に数人のグループに分かれて歩く日々でした。また、音楽会やお習字などの外部の方々との交流も全てキャンセルしなければなりませんでした。その為デイサービスの中で、お菓子作りや運動会や手品などのイベントを行いご利用者様に楽しく過ごして頂けるように工夫して来ました。

11月に緊急事態宣言が解除され、再び城北公園での歩行訓練が行えるようになりました。しばらくぶりに行ってみると、季節は確実に時を刻み、楓は赤く、銀杏は黄色く公園を染めてすっかり晩秋の気配を漂わせていました。「まあ、真っ赤な落ち葉！」、「空気が美味しい！」、「子供たちの声が賑やかね！」と、ご利用者様の弾んだ声が青く澄んだ空に吸い込まれていきます。城北公園は心も体もたくさんの素晴らしい刺激を受けることができる場所です。

デイに戻る車中でも、「今日のお昼ご飯は何？」、「ひき肉を丸めていたわ」と、以前と変わらず食事を楽しみにしている会話が続いています。全てがコロナ前のようになるのはまだ時間がかかりそうです。だからこそ、ご利用者様に安心して楽しく過ごして頂けるように、汗と知恵を絞り今できる事を積み重ねていきたいと思います。介護スタッフ 中尾弘子